絵里「集まったギャンブラー」

深く酔わされ惑わさられた様な

この世界の何処か、本当にあるんじゃないかと錯覚させられてしまいそうなほどに世界観に没入できました!
長編でこそあるけれども、それでも必要以上には掘り下げず語らない描写力は、寧ろギャンブラーのやりとり、その背景までもをミステリアスな雰囲気に演出せしめ、秀逸そのもの。これは完全に妄想でだけどもその空気を助けようと俺の脳内ジュークボックスはクラシック・ジャズを常に鳴り響かせていましたね〜
コメントでも全く同じだけど、先への展開の良い意味での裏切りも待ってましたの王道も、ページをフリックする指を急かす程に期待しながら、本当に安心して、それこそ馴染みの店で時々しか口にしない高級な珈琲を一杯やるような、約束された安息を胸に馳せながら読むことのできる作品でした…拍手